こんにちわ!
平紀子です。
※こちらは2017年8月12日に記載した記事を加筆修正したものです。
ホストファミリーとの生活も半年ほどになり、(前回のお話)
9月に私の母と妹が遊びにきてくれる事になった!
その頃私はロンドンで、妹は鹿児島でバレエを習っていた。
ロイヤルバレエはまだシーズンではなかったけど、
確かロシヤのバレエ団が来ていて、一緒に観に行くようにチケットを買ったり、
王立キューガーデンへ行ったりと楽しい時間を過ごしてた。^^
ちょっと余談だけど。。。私は鹿児島で大人のバレエを始め、その延長でロンドンでも練習してた。
ローカルな劇場だけど、発表会にも出させてもらったんだ。^^ 本当に大切な思いです。^^
そして。。。
またまたホストファミリーと
もっと大きな出来事が勃発した!!
私が留学したのは2001年の4月。
母と妹が来たのは2001年9月。
そう、来てくれたのは2001年の9月。
9・11の直前だった!!
アメリカで、テロリストにより世界貿易センタービルが破壊される、前代未聞の被害だった。
その2、3日前にに来てくれた母と妹。
テロ事件の前日はロンドンのホテルで泊まっていた私たち。
その事件をテレビで知った。
全く絶句だった。。。。
びっくりするも、全くどうなってるのか状況がわからない。💧
だって全て英語なんだから。。。。
母と妹は全く何が起こったのかわからず、私はアメリカのNYのビルが破壊された。。。くらいしか分からないのだ。。。
そんな調子で家に帰った。
ホストファーザー(HF)も家に帰って来てた。
私はとに各状況が知りたくて急いでHFに聞いてみた。
「どうなってるのNYは?」
そして、あろうことか!
「やったのはイスラム教の人なの?」
今でもHFの困惑した顔が忘れられない。。。。
本当に申し訳ないことを言ってしまった。。。
彼はシリアから来たイスラム教の人。
英語がよく話せないからって、イスラム教のことをよく知らないからって、
あの時は本当にあまり何も考えてなかったんだよね、私。。。
後になってから本当に本当に申し訳なかった、そんな気持ちでいっぱいになった。
その夜ホストマザーが私に「イスラム教の人でないことを願っているの」と伝えに来てくれた。
本当に気まずい、本当に口が滑ったでは済まない一言だった。
母と妹はその数日後なんとか飛行機に乗れ、日本へ、鹿児島へ帰れた。
そして母からの連絡で私もやっと事件の重大さや、世界の状況が分かったのです。
その後なんとなくファミリーとは疎遠になっていった私。
今なら思います。
しっかり申し訳なかったことを伝えれば、最後に気まずい思いを残してファミリーの家を出なくても良かったのです。
今なら分かるし、出来ることなのです。
でもあの時の私には、英語力の問題よりもそんな勇気がなかったのです。
だから自分の生徒さんには出来ることはやり、出来ないことはお断りする。
そして間違えたな、と思った時は素直に謝ってね、そう伝えているのです。
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「カナダ大人留学&親子留学交流会」
日時;3月28日(土)16:00~18:00
場所;福岡市内、新築カナディアンモデルハウス